朝起きた時のドライアイの原因とその対策

朝起きたら目が開かない、そんな経験はないでしょうか。もしかしたらそれ、ドライアイかもしれませんよ。

 

ドライアイって目の使い過ぎが原因なのに、なんで目を使っていない朝からドライアイになるの? そう思う人もいるでしょう。ここではその原因と対策について説明しましょう。

 

ドライアイの症状が一番出やすいのは朝

実をいえば、ドライアイの症状が出やすいは朝で、朝しかドライアイの症状が出ないという人もいるのです。なぜそんなことになるのかというと、実は寝ている最中は涙が分泌されないからなのです。

 

起き抜けは夜の「涙の貯金」で目を潤しているわけで、その「涙の貯金」が少なければ朝、目が乾いてしまうのは当然といっていいかもしれません。

 

とはいえ、寝ている間に意識して涙を出すことはできませんので、どういう対策を立てたらいいのか頭の痛いところではあります。

 

なぜ朝からドライアイになってしまうのか

では、なぜ夜の「涙の貯金」が少なくなってしまうのでしょうか。どういう対策を取れば増やすことができるのでしょうか。胸に手を当ててじっくりと考えてみてください。

 

あなた、寝る前に長時間、スマートフォンを眺めていませんか? それが原因になっている可能性が高いのです。

 

そもそも、スマホやPCの画面を見ている間は、まばたきをほとんどしません。無意識のうちに目が開きっぱなしになってしまいますから、そりゃ目も乾いてしまいます。

 

こんな「涙の貯金」が少ない状態で涙の出ない睡眠時間に入ってしまえば、そりゃ朝になったらカラッカラのドライアイになってしまいます。

 

こうならないための対策は、寝る前にスマホをしないことです。最低でも2時間はスマホを見ないことが対策になるのです。

 

ドライアイ対策は朝ではなく夜に

とはいえ、ドライアイ防止対策は他にもあります。

 

自宅に加湿器をセットして乾燥しすぎないようにする対策、防腐剤を使用していない目薬を使う対策、専用の眼鏡を使う対策、不必要なときはコンタクトを外す対策…ネットで検索をかけると、いろいろなドライアイ防止対策が紹介されています。

 

重要なのは、こうしたドライアイ防止対策は朝ではなく、夜のうちに行っておく必要があるということです。上にも書きましたように、朝ドライアイにならないためには、夜寝る前の「涙の貯金」が重要になってきます。

 

朝になってから「目が開かない」とジタバタしても遅いのです。快適な朝のためにも、就寝前に何をしたらいいのか、一度チェックしてみた方がいいかもしれませんね。